米誌、「西側は対ロシア制裁で目的を達成できず」
(last modified Sun, 21 Aug 2022 05:48:08 GMT )
8月 21, 2022 14:48 Asia/Tokyo

米誌ナショナル・インタレストが、「ウクライナでの戦争が7ヶ月目に突入する中、さらに多くの政治家、専門家、当局者が、西側の対ロシア制裁で当初描いていた目的を達成できていないことに懸念を表明している」としました。

ナショナル・インタレスト誌は記事において、「ロシア連邦国家統計庁(Rosstat)が発表したデータに基づけば、同国の経済は今年の第2四半期に4%縮小した。 この縮小は注目すべきであるものの、ロシアや西側の識者が当初予測していたほどの厳しいものではなかった」としました。

ロシアのシナラ投資銀行のチーフエコノミスト、セルゲイ・コニーギン(Sergey Konygin)氏はロイター通信に対して、「去る6月の統計は、一部産業が安定した状態となっており、ロシア経済の縮小が終わったように見えるものだったことを示している」と語っています。

このような中、ハンガリーのオルバン首相は先月行ったある演説で、EUの対ロシア制裁が失敗したことを認め、「戦争での勝利の代わりに、和平交渉や和平案起草に焦点を当てた、新たな戦略が必要とされている」と述べました。

ロシア中央銀行は、ウクライナでの特殊軍事作戦開始後、アメリカやEUによる様々な金融規制の波から自国通貨ルーブルを保護するため、迅速な措置を取りました。アメリカのバイデン大統領が今年3月に述べたように、ルーブルは今年、世界で最も強い通貨の1つとなっています。

 


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