故ゴルバチョフ氏の告別式がモスクワで実施
9月 03, 2022 18:05 Asia/Tokyo
先月30日に死去したゴルバチョフ元ソ連大統領の告別式が、モスクワ市内で実施されました。
報道各社によりますと、ゴルバチョフ元ソ連大統領の告別式が3日土曜、クレムリンに近いモスクワ中心部の労働組合会館「円柱の間」で営まれました。
告別式はロシア大統領府儀典局が組織し、儀仗兵が派遣されるなど葬儀は国葬に準じる形で行われています。
もっとも、プーチン政権は大統領経験者のゴルバチョフ氏に敬意を払う一方で、ソ連崩壊で混乱を招いたとの国民の根強い批判を考慮したとみられます。
なお、ハンガリー政府報道官によりますと、同国からオルバン・ビクトル首相が3日土曜、ゴルバチョフ元大統領の葬儀に参列するため、代表団を率いてロシアのモスクワ入りするということです。
また、米国務省報道担当官は2日金曜、今回のの葬儀に、サリバン駐ロシア米大使が参列することを明らかにしました。
東西冷戦終結に決定的な役割を果たしたことから、ゴルバチョフ氏は国際的に非常に高く評価されており、バイデン米大統領が「希代の指導者」とその功績をたたえるなど、米政界関係者からも追悼の言葉が相次いでいるほか、岸田首相も追悼のメッセージを発しています。
ゴルバチョフ財団によりますと、ゴルバチョフ氏は1999年に死去したライサ夫人の眠るモスクワのノボデビッチ墓地に埋葬されることになっています。
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