仏警察が、貯水池建設の抗議者らと衝突
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フランス西部ドゥ=セーブル県で、灌漑用大規模貯水池の建設に抗議する人々が警察と衝突し、数十人が負傷しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
10月 30, 2022 18:55 Asia/Tokyo
  • 仏警察が、貯水池建設の抗議者らと衝突
    仏警察が、貯水池建設の抗議者らと衝突

フランス西部ドゥ=セーブル県で、灌漑用大規模貯水池の建設に抗議する人々が警察と衝突し、数十人が負傷しました。

イルナー通信によりますと、同県サント=ソリーヌの農村地域では、デモの禁止が通達されていたにもかかわらず、大規模人工貯水池の建設予定地に数千人の人々が集まりました。しかし警察は、催涙ガスを使用して彼らを解散させようとしました。

地元の行政区長は発表した声明の中で、一部の抗議者が火炎瓶や発火物を投げつけたことにより61人の警官が負傷し、そのうち22人は重傷であるとしました。一方、抗議者側にも4人の負傷者が出ました。

フランスのマルク・フェノー農業・食料主権大臣は、ツイッターで警察に対する暴力を非難しながら、抗議者らが「何年にもわたって地域で進められてきたプロジェクトの実施を妨げようとしている」として批判しました。

一方、このデモに参加したフランス緑の党のメンバーらは、「状況を沈静化させようと、抗議者に対して1500人以上の警官が動員されたことが、今回の衝突の発生や激化の原因になった」と非難しました。

緑の党のサンドリーヌ・ルソー氏も今回の出来事について、「これらはすべて、干ばつの最中に水を盗もうとしたことが原因で起きた」と述べています。

フランスで今夏、史上最悪の干ばつとなったことにより、このEU最大の穀倉地帯では、水資源をめぐる議論が激しく交わされています。

 


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