ブラジル大統領選のボルソナロ氏、敗北宣言せず

ブラジルのトランプとして知られるボルソナロ現大統領が、同国大統領選挙後の初の演説で、対抗馬のルラ候補への敗北を宣言しないままとなっています。

イルナー通信によりますと、ブラジルの極右大統領であるボルソナロ氏は、自らも公然と称賛するトランプ前米大統領と同様に、今回の選挙での敗北以来、電子投票機は不正を引き起こしやすいと主張して、自国の選挙制度に対する信頼性に繰り返し疑問を投げかけています。

ボルソナロ大統領のこうした態度にもかかわらず、ノゲイラ大統領首席補佐官は記者団に対し、ボルソナロ氏から政権移行プロセス開始の許可を得たと語っています。

ブラジルでは去る10月30日、大統領選挙の決選投票が行われました。

この決選投票では、ルラ候補がボルソナロ氏の49.2%を上回る50.8%の票を獲得し、ブラジル大統領の座への返り咲きに成功しています。

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