トランプ氏企業に161万ドルの罰金、脱税で
1月 14, 2023 15:42 Asia/Tokyo
トランプ前米大統領の一族が運営する企業が、脱税を理由として161万ドル(約2億円)の罰金の支払いを命じられました。
ロイター通信によりますと、米ニューヨーク州裁判所の判事は13日金曜、脱税などで有罪評決を受けたトランプ前米大統領の一族が運営するトランプ・オーガニゼーションに対し、罰金161万ドルを支払うよう言い渡しました。
ニューヨーク州法に基づく罰金としては最高額となります。
ニューヨーク州裁判所の陪審は、同社がボーナスなど幹部への報酬の一部を当局に適切に申告せず、税務当局を欺いて税金の支払いを免れたなどとして昨年12月、17の罪で有罪評決を下していました。
同判事は今週、トランプ・オーガニゼーションの脱税容疑に絡み、実際に脱税を指導した同社のアレン・ワイセルバーグ元最高財務責任者(CFO)に対し5カ月間の禁固刑を言い渡していました。
同CEOは、すでに収監されています。
トランプ氏個人は起訴されていないものの、2024年の大統領選出馬を表明しているトランプ氏にとって打撃となりそうです。
弁護団の1人によりますと、トランプ氏側は控訴する方針です。
検察の話では、トランプ氏の関連企業が有罪となったのは初めてのことです。