ロシア外相が西側の工作を批判、中ロ関係に「亀裂入れる」
4月 04, 2023 15:23 Asia/Tokyo
ロシアのラブロフ外相が、西側諸国が同国と中国の不平等な関係やロシアの中国依存を話題にして、両国の友好関係に亀裂を生じさせようとしていると批判しました。
ロイター通信がニュースサイト「Argumenty i Fakty」の4日火曜付けの報道として伝えたところによりますと、ラブロフ氏はさらに、中ロ関係が不平等いう指摘は長い間、「おおむね非友好国によって誇張されてきた」とし「これはわれわれの成功に影を投げかける試みで、中ロの友好関係に亀裂を生じさせようとしている」としています。
さらに、EU・欧州連合が敵対的になり、ロシアを「失った」とし、「敵対的な行動に対しては、ロシアの国益と外交慣行で認められている相互主義の原則に基づき、必要であれば厳しい態度で臨む」と主張しました。
また、「わが国のプーチン大統領が去る3月20─21日に中国の習近平国家主席と行った会談によって、両国の『戦略的パートナーシップ』が『単なる2国間以上の関係』に発展した」と強調しました。そそして、「われわれは自然に同志意識を持ち、互いの基本的な国益を守るために協力する用意がある」と述べました。
昨年2月24日のウクライナ戦争勃発以来、欧米諸国や日本は足並みを揃えて、ロシアに厳しい制裁を行使していますが、これは皮肉にも世界規模でのエネルギー危機やインフレ、物価高を招いた形となっています。
また、欧米諸国による対ウクライナ軍事支援も戦争の長期化を招き、事実上逆効果となっています。