ロシア外相、「米は注文ばかりで核合意へ復帰しない」
7月 15, 2023 17:52 Asia/Tokyo
ロシアのラブロフ外相は、「米政府は核合意に復帰しようとせず、イランに対して追加の要求ばかりしている」と述べました。
ラブロフ外相は13日、訪問先のインドネシア・ジャカルタで記者会見し、バイデン米政権について「核合意完全復活のための決断をせず、イランに対して追加の要求をするのに勤しんでいる」と語りました。
ラブロフ氏はその上で、バイデン政権が、2021年1月に発足した後にトランプ前政権の核合意離脱という一極主義的政策の失敗を認めたにもかかわらず、その政策を引き継いでいるとしました。
また、来年に米大統領選挙が控えていることから、現実的にみて核合意が復活する可能性は今のところないとしました。
核合意復活交渉は、数カ月にわたって集中的な外交交渉が行われたものの、アメリカが決断を遅せて過剰な要求を行うために中断されました。
イランは責任を受け入れる国として、「制裁を確実に解除し、将来的にわが国に対し圧力の梃子として用いられるような内容が残らない、永続性ある信頼に足る合意であれば、締結する用意がある」と繰り返し表明しています。
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