9月 27, 2023 17:43 Asia/Tokyo
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米ハリウッドの脚本家らでつくるWGA全米脚本家組合のストライキがようやく労働協約で暫定合意したにもかかわらず、SAG-AFTRA米俳優組合は、26日に始まったゲーム会社との新たな労働協約を巡る交渉が不調となった場合にストライキを決行することを承認しました。

SAG-AFTRAは、生活費の高騰にもかかわらず、ゲーム分野の声優やモーションキャプチャーの俳優の賃金が過去5年間変わっていないことから、ゲーム声優らの賃上げなどを求めているほか、AI人工知能を使った声の生成について制作会社に出演者への相談人をするなどの、以前の協約にはなかったその他の条件も新たに加えているということです。

SAG-AFTRAに加入するハリウッドの映画・テレビ俳優は、今年7月から40数年ぶりとなるストを開始しましたが、5月からストを実施していたWGAとのダブル・ストライキとなったのは、1960年以来のことでした。

ハリウッドはこれにより、撮影や海外プロモーションを含めた宣伝活動の一時停止を余儀なくされることになりました。

アメリカでは、2007年から2008年にかけても3ヵ月以上続く大規模なWGAのストが行われ、大手制作会社の社員一時解雇やスタジオによる契約脚本家・プロデューサーらの放出などにより、ハリウッド経済には約21億ドルの損失を生じたとされています。

 


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