中国が、南シナ海の開発継続を宣言
7月 19, 2016 19:22 Asia/Tokyo
オランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海での中国の活動を違法とする判決を下したにもかかわらず、中国の軍事関係者は、「中国はこの海域における開発を停止しない」と述べました。
フランス通信によりますと、中国海軍の呉勝利司令官は、アメリカ海軍のリチャードソン作戦部長との会談で、「中国は南沙諸島の開発計画を中途で放り出すことはない」と語りました。
さらに、「南沙諸島は、中国に属し、この島々での中国の開発計画は合理的で論理的な措置だ」としました。
ハーグの仲裁裁判所は先週、判決の中で、「南シナ海の大部分に対する中国の主張は法的な根拠がなく、この海域での中国の開発活動はフィリピンの主権を侵している」としました。
中国がハーグ裁判所の判決に反対を表明している中、EUは会議でこの問題に反応し、EUのトゥスク大統領は、「EUは依然として国際法を支持し、ハーグ裁判所とその判決を信用している」と語りました。
こうした中、外交筋は、「中国はASEAN東南アジア諸国連合のメンバーに圧力をかけ、この判決に関する共同声明を出させないまいとしている」と語りました。
アメリカ、日本、オーストラリアは中国に対してハーグ裁判所の判決を尊重するよう求めています。
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