国連新事務総長が、国連の官僚システムの改革を強調
1月 04, 2017 18:36 Asia/Tokyo
国連のグテーレス新事務総長が、国連が世界問題の解決において失敗したことを認めると共に、この国際機関の官僚主義的な組織の改革を求めました。
イルナー通信によりますと、グテーレス事務総長は3日火曜、国連の職員を前に演説し、国連の規則の欠陥に触れ、この機関が成功する条件は、この機関を硬い規則から解放することである」と語りました。
また、「テロという現象は、世界レベルでの対立や衝突の結果だ」としました。
さらに、経済や技術の分野における世界の人々の間の不平等に触れ、「世界における不平等は、人々の怒りを招き、世界の各地で情勢不安や衝突を引き起こしている」と述べました。
グテーレス事務総長はまた、人口増加、気候変動といった大きな問題は、現代の世界が抱えている大きな問題であるとし、「こうした問題への対処は、各国の連携した努力を必要とする」と語りました。
グテーレス事務総長は、今年1月1日から5年の任期で国連事務総長に就任しました。