韓国の原子炉が停止
2月 27, 2016 22:27 Asia/Tokyo
韓国が、同国の原子炉が技術的な欠陥により停止したことを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、韓国の原子力発電会社は、声明の中で、「韓国南西部にあるこの原子炉が故障したが、放射能漏れの危険性はこれまで存在しない」と発表しました。
この声明では、出力95万キロワットのハンビッ1号機が、冷却設備に技術問題が発生したことにより、停止したとされています。
韓国・ヨンハプ通信によりますと、原因不明で、空調と冷却設備に問題が生じ、原子炉は稼動を停止したということです。
関連企業の責任者は、「この技術問題は放射能漏れの危険を伴っていないが、原因を明らかにするには数日かかる」と述べています。
この原子炉は1986年稼動を開始し、2025年にその寿命を終えます。
ハンビッ原子力発電所は、ソウルの南西350キロのところにあります。この他4基の原子炉が稼動しています。
韓国では30の原子力発電所が稼動しています。韓国は発電の30%を原子力に頼っています。