英紙インディペンデント、「テロの最大の犠牲者はイスラム教徒」
(last modified Sat, 03 Jun 2017 10:22:28 GMT )
6月 03, 2017 19:22 Asia/Tokyo
  • 英紙インディペンデント、「テロの最大の犠牲者はイスラム教徒」

イギリスの新聞インディペンデントが、アメリカのテロ対策センターの話として、テロ攻撃の犠牲者の82%から97%がイスラム教徒だったと報じました。

インディペンデント紙は2日金曜、「ISISを初めとするテロ組織は、イスラムがテロとは全く無関係であることを世論に理解させるまでに、あと何人のイスラム教徒をあやめなければならないのか」としました。

また、最近、生じたアフガニスタンの首都カーブルと、イラクの首都バグダッドでのテロ事件、さらにはイギリス・マンチェスターのテロ事件にも触れ、「アフガニスタンやイラクにおけるISISの犠牲者のために、なぜ誰も黙祷しないのか」と疑問を呈しています。

また、「イスラム教徒の多くは、ISISを非難しているのみならず、この組織による最も残忍な犯罪行為を耐え忍んできたが、残念ながらイスラム教徒がテロ支援を疑われることがある」としました。

インディペンデントはまた、他国における西側諸国の軍隊の介入とテロリストの出現の関連性に関するイギリス労働党のコービン党首の発言にも触れ、「イギリス国民は、最近のテロ攻撃を視野に入れた上で、これまでのテロ対策が功を奏さなかったことを認めると共に、来月8日の選挙でこの問題について考えるべきだ」としました、