イスラム教徒が犠牲祭を祝う
9月 01, 2017 16:22 Asia/Tokyo
世界各国のイスラム教徒、特にメッカ巡礼者が、イスラム教徒の大きな祝祭である犠牲祭を祝っています。
犠牲祭は、サウジアラビア・メッカの神の家を訪れた巡礼者が、神の命に従い、神の満足を得るため、牛や羊、あるいはらくだを生贄にささげ、神の預言者イブラーヒームを思い起こし、称える祝祭です。
神は預言者イブラーヒームに、息子であるイスマーイールを神の道において生贄とするよう命じ、イブラーヒームはこの命を実行するために準備しましたが、どれほど試みても、イスマーイールののどを切ることはできませんでした。預言者イブラーヒームは神の試練を乗り越えたという啓示を受け、羊が送り届けられ、それをイスマーイールの代わりの生贄としました。
この出来事は、欲望を克服すること、神の命の服従、自己献身といった教訓を与えています。

このため、各国のイスラム教徒は、イスラム暦ゼルハッジャ月10日の犠牲祭を、大きな祝祭として祝います。
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