サンダース議員、「アメリカは、批判者を領事館で殺害する政権を支持できない」
(last modified Mon, 15 Oct 2018 08:15:46 GMT )
10月 15, 2018 17:15 Asia/Tokyo
  • バーニー・サンダース上院議員
    バーニー・サンダース上院議員

アメリカ・バーモント州出身のバーニー・サンダース上院議員が、「サウジアラビアが、反体制派ジャーナリストの殺害に関与していた場合、アメリカ政府はイエメン戦争から抜けるべきだ」と強調しました。

サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他数カ国の支援を受け、2015年3月からイエメンを攻撃し、陸、海、空から封鎖しています。

サウジアラビアとその同盟国によるイエメン攻撃で、これまでに1万4000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷し、数百万人が住む家を失っています。

サンダース議員は、14日日曜、CNNのインタビューで、「アメリカは、反体制派の人物を領事館で冷酷に殺害するような政権を支援することはできない」と語りました。

ジャマル・カショギ氏

 

サウジアラビアの反政府ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏は、今月2日にトルコのイスタンブールにあるサウジアラビア領事館に入った後、行方が分からなくなっています。

一部メディアはその数日後、カショギ氏はサウジアラビア領事館内で殺害され、その遺体は領事館の外に移されたと伝えました。

この報道では、切断され、多くの拷問の跡を残したカショギ氏の遺体が、イスタンブールで発見されたとしています。

国際人権団体のアムネスティインターナショナルは、カショギ氏殺害の報道を受け、声明の中で、「カショギ氏の殺害は、サウジアラビアの反体制派が、サウジアラビア国外でも身の安全が保障されていないことを意味している」と表明しました。

国際社会は、この事件に関するサウジアラビア政府の説明を求めています。

カショギ氏はサウジアラビア政府に拘束されるのを恐れ、国外で暮らしていました。

 

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