国連関係者が、世界における気候変動に警告
国連の気候変動枠組み条約(UNFCCC)のパトリシア・エスピノサ事務局長が、「世界は今年、最も平均気温の高かった年のひとつとなった」と語りました。
BBCによりますと、エスピノサ事務局長は、ポーランドでの国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)において、「地球温暖化は、人類の生存に対する最大の脅威だ」と述べました。
また、「現在起こっている気候変動は、全世界の様々な社会に影響を及ぼし、それによって人命が奪われ、各地が荒廃するといった弊害が生じている」と警鐘を鳴らしました。
さらに、気候変動に世界規模でリアクションを起こす必要性を強調し、「生活環境に有害な温室効果ガス排出量の削減に協力するには、石油や石炭といった化石燃料の消費を減らす必要がある。だが、気候変動対策国際会議の今回の議長国であるポーランドではこのような行動が見られない」と語りました。
国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)は2日日曜、およそ200カ国の代表者の参加により、ポーランド・カトヴィツェで開幕、およそ2週間にわたり実施されます。
国際社会で気候変動が懸念され、これに対する努力がなされる一方で、アメリカ政府は2017年、195カ国以上が批准した気候変動対策に関するパリ協定から離脱しました。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj
https://www.instagram.com/parstodayjapanese/