カシミール地方、戒厳令と住民の軟禁状態が継続
(last modified Wed, 25 Sep 2019 10:16:12 GMT )
9月 25, 2019 19:16 Asia/Tokyo
  • カシミール地方
    カシミール地方

インドの実効支配下にあるカシミール地方では、依然として戒厳令がしかれ、住民の強制的な自宅軟禁が続いています。

パキスタンのARYテレビによりますと25日水曜、カシミール地方で戒厳令が敷かれ、住民の強制的な自宅軟禁が開始されてから52日目を迎える中、今なおこの地域の市場や官公庁、教育機関は閉鎖・休業したままだということです。

複数の報道によれば、インド軍はカシミール地方に通じるすべての幹線道路を閉鎖したとされています。

加えてカシミール地方ではインターネットや携帯電話がすべて遮断され、住民は通信連絡手段を断たれた状態にあります。

インド政府は最近、カシミール地方の人々を鎮圧する目的で、同地方に新たに18万人の軍隊を増派しており、現在同地方に駐留するインド軍の数は180万人に達しています。

先月5日、インド政府がカシミール地方の自治権を撤廃したことにより、地域の状況は厳しさを増しています。一方でこの地方へのヒンドゥー教徒の移住や土地の売買の条件が容易になっています。

インド政府がこの地方の自治権を廃止した主な目的は、この地域の人口構造を変化させることにあります。

カシミール地方の住民は、この地域の処遇を決定する住民投票という国連安保理決議の実現を求めていますが、インド政府は常にこれに反対しています。

 

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