フランスで、通算54回目の「黄色いベスト」運動が開始
11月 24, 2019 04:42 Asia/Tokyo
フランスで昨年11月以来通算54回目となる23日土曜、黄色いベストと称する毎週土曜恒例の反政府運動の参加者らが街頭に繰り出しました。
先週の土曜に開始から満1周年を迎えたフランス市民によるこの抗議行動は、23日土曜も継続されました。
フランス・パリでは数十人の市民が黄色いベストを着用し、昨年11月以来54週連続で街頭に繰り出し、フランスのマクロン大統領の経済政策や同国の資本主義体制に抗議しています。
これ以前にも、フランスの電力会社連合が、年金受給者の年金の変更に抗議する目的での来月5日に予定されているストライキへの参加を呼びかけています。
黄色いベストと称する抗議行動は、昨年11月当初は、同国の燃料税の増税への抗議を目的に開始されましたが、その規模はしだいに拡大し、フランス政府の政策に対抗する全面的な抗議行動へと変化し、現在も継続されています。
最新の世論調査の結果では、フランス国民全体の75%がマクロン大統領の行動に不満を持っているとされています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj