WHOが、死亡率の上昇により抗マラリア薬のテスト実験を中止 
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WHO・世界保健機関が、新型コロナウイルス治療薬として一部に用いられている抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンおよびクロロキンによる死亡率が上昇していることを受けて、両薬剤のテスト実験の中止を発表しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 26, 2020 13:03 Asia/Tokyo
  • 抗マラリア薬のヒドロキシクロロキン
    抗マラリア薬のヒドロキシクロロキン

WHO・世界保健機関が、新型コロナウイルス治療薬として一部に用いられている抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンおよびクロロキンによる死亡率が上昇していることを受けて、両薬剤のテスト実験の中止を発表しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、先日医療関連の英週間誌ランセットに掲載された調査グループのデータからは、ヒドロキシクロロキン、クロロキン投与後の新型コロナウイルス感染者の死亡率が高くなっていることが判明し、データでは投与された患者の死亡率は16-23.8% 、投与されていない患者の死亡率は9.3%となっています。

​この結果を受けて、WHOはコロナウイルスの治療薬として世界規模ですでに開始されていたテスト実験を停止していました。

WHOの発表によれば、他の治療薬の実験は続行されているということです。

今月中旬、トランプ米大統領は、最近はコロナウイルス予防として抗マラリア薬であるヒドロキシクロロキンを毎日服用していることを明らかにしています。

 

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