米ロサンゼルスで韓国系米国民を暴行、ヘイトクライムで捜査 
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米ロサンゼルス市の「コリアタウン」と呼ばれる地区の中心部で、友人と待ち合わせていた韓国系米国人の青年(27)が突如、2人組の男に人種差別的な悪態を浴びて暴行を受け、負傷する事件が起きました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 27, 2021 19:58 Asia/Tokyo
  • 米ロサンゼルスでの韓国系米国人の青年
    米ロサンゼルスでの韓国系米国人の青年

米ロサンゼルス市の「コリアタウン」と呼ばれる地区の中心部で、友人と待ち合わせていた韓国系米国人の青年(27)が突如、2人組の男に人種差別的な悪態を浴びて暴行を受け、負傷する事件が起きました。

米CNNによりますと、事件の被害者はこの出来事をCNNに明らかにしました。ロサンゼルス市警も報道発表文でこの事件の発生を確認し、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性があるとして調べているとしましたが、被害者の氏名には触れませんでした。

事件は今月16日に発生しました。被害者によれば、顔面などに殴りかかってきた襲撃犯は「中国人のウイルスを持っている。中国に帰れ」などの暴言も吐いたということです。

待ち合わせ相手の友人が犯行の場面を目撃して現場に着いた際、容疑者は逃げており、被害者は友人が命を救ってくれたと感謝しました。

市警は襲撃犯がヒスパニック系の男2人で年齢は30歳台であり、まだ見つかっていないとしています。

被害者は容疑者による殺害の脅迫もあり、警察へ事件を即座には届けませんでした。ただ、アジア系住民へのヘイトクライム阻止を目指す集会で出会った女性の励ましもあり、数日後に報告しています。

米カリフォルニア州などでは新型コロナウイルス禍の深刻化と共に、アジア系住民を狙った犯罪が急増しているとされています。憎悪が絡む行動に反対する団体によれば、アジア系に反発する犯罪などは2019年に4件でしたが20年には3000余件に激増したと報告されており、トランプ前政権が新型コロナを「武漢ウイルス」や「中国ウイルス」などと形容したことが呼び水になったともみられています。

 

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