韓国、オバマ大統領の韓国人原爆犠牲者慰霊碑への訪問を要請

韓国政府が、アメリカのオバマ大統領に、韓国人原爆犠牲者の慰霊碑への訪問と謝罪を求めました。

ＮＨＫが15日日曜、伝えたところによりますと、オバマ大統領は、今月26日と27日に伊勢志摩で開かれるＧ７先進7カ国の首脳会議に出席する際、広島の平和記念資料館を訪れる予定です。

韓国の要請は、アメリカが、原爆投下について謝罪したことがなく、アメリカの政府高官も、オバマ大統領の広島訪問は謝罪を意味するものではないと繰り返し強調している中で行われています。

オバマ大統領は、広島を訪問する最初のアメリカ大統領となります。

アメリカのケリー国務長官も、4月末に広島の平和記念資料館を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花しました。

1945年の広島への原爆投下で、朝鮮半島出身の3万人以上が死亡したと見られています。

アメリカによる広島と長崎への原爆投下により、22万人以上が死亡しました。