中国外相が米の二重基準を非難、 ウクライナ・台湾めぐり
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中国の秦剛外相が、ウクライナと台湾をめぐるアメリカのダブルスタンダードを批判しました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
3月 07, 2023 18:43 Asia/Tokyo
  • 中国の秦剛外相
    中国の秦剛外相

中国の秦剛外相が、ウクライナと台湾をめぐるアメリカのダブルスタンダードを批判しました。

年次記者会見で「中国国民は、なぜ米国はウクライナに関しては主権を尊重し、台湾問題になるとそれを忘れるのか、問う権利をもつ」と語りました。

同時に、米国は中国に対しロシアに武器を供給しないよう呼びかけるが、米国自身は1982年の「8.17コミュニケ(中華人民共和国とアメリカ合衆国の共同コミュニケ:米国の対台湾武器売却問題について)」に違反し長年にわたり台湾を武装している、と指摘しました。

同文書によりますと、米国は量的にも質的にも台湾への武器供給水準を超えることはできず、さらに段階的に削減する意向も表明しています。

秦外相はさらに、中国はウクライナ紛争の当事者ではなく、どちらの側にも武器は供給しておらず、問題の平和的解決を忠実に支持していると強調し、「中国に責任を転嫁し、さらには制裁まで課し、おまけに脅迫する根拠は何であろうか」とし、中国は決してこれを受け入れられないと語りました。

そして、「制裁は紛争を解決することはできず、必要なのは一刻も早い対話の開始である」とし、「関係国の正当な安全保障上の懸念をすべて尊重したうえで、欧州の長期的な安全保障を実現する必要がある」としました。

秦剛外相はこれに先立ち、対ロシア軍事支援に関する米国の非難に対し、「今日はウクライナ、明日は台湾」といった論調で「騒ぎ立てるのをやめるよう」求めました。

 


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