中国が、G7に対し「1つの中国」の原則順守を要請
(last modified Tue, 18 Apr 2023 10:20:15 GMT )
4月 18, 2023 19:20 Asia/Tokyo

中国外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官が、台湾問題を国内問題だとし、G7先進7ヶ国に対し「1つの中国」の原則を順守するよう求めました。

中国・新華社通信によりますと、汪文斌報道官は18日火曜、記者会見で、台湾問題に関する質疑に答え、「世界には、中国として知られている国はひとつであり、台湾もその不可分の領土の一部である。唯一この国を支配する合法政権は、北京の現政権である」と述べました。

また、「関係国は台湾問題が中国の内政であることを認識すべきだ。わが国はいかなる外部の干渉も許さない」とし、「台湾と中国はひとつの国であり、中国として、国家主権と領土分割を許さない。これが台湾海峡の真の現状だ」と語りました。

注氏はさらに、台湾の中国への復帰を戦後の世界秩序の重要な要素のひとつとし、「1つの中国の原則の維持は、世界のこの秩序を守るに等しい」と主張しました。

また、西側諸国に向かって「1つの中国の原則に対する自らの政策を変更していないとしながら、分離独立派に承認のゴーサインを出し、彼らを支持している国は、この原則を守るのではなくこの原則から乖離しており、台湾海峡の平和と安定を危険に晒している」と警告しました。

 


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