ロシアが、アフガンでの米の戦争犯罪関連調査を要請
6月 21, 2023 16:45 Asia/Tokyo
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アフガンでの米の戦争犯罪
第53回国連人権理事会で、ロシア代表団がアフガニスタンにおける米の犯罪に関する情報収集と調査の継続を求めました。
ロシア外交官ヤロスラフ・イェリオミン氏はこの会合で、国際社会はアメリカ軍とNATO北大西洋条約機構軍が20年間のアフガン駐留中に引き起こした戦争犯罪を記憶に留めておくべきであると述べました。
またロシア代表団のメンバーは、「情報収集やアフガンにおける米国とNATOの犯罪の暴露への努力を続けることが重要であると我々は信じている」と強調しています。
イェリオミン氏はさらに、「アフガン国民への人道支援の政治化を狙った米国とその同盟国の工作は容認できない」と強調しました。
これに先立ち、ロシアのラブロフ外相は「米国は自国の利益のために、テロ組織ISISとアルカイダ、そしてアフガンにおける情勢不安扇動を積極的にほう助している」と語っていました。
アメリカは20年間にわたるアフガン占領の挙句、2021年8月に何の計画もなくアフガンを撤退しました。
ロシアはこれまでに何度も、アメリカがアフガンでの軍事駐留中およびその後もISISへの直接支援の事実を報告してきました。ロシアの観点では、アメリカの目的はアフガンでの情勢不安の継続と、ISISやアルカイダを含む同国のテロ集団の強化だとされています。
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