北朝鮮で、反米行進が実施
(last modified Mon, 26 Jun 2023 10:55:13 GMT )
6月 26, 2023 19:55 Asia/Tokyo
  • 反米行進
    反米行進

北朝鮮の首都ピョンヤンで、1950年6月25日の朝鮮戦争開始から73年を迎えるのに合わせ、アメリカの「帝国主義」に反対する大規模な行進が行われました。

カタール衛星通信アルジャジーラによりますと、今回の行進には、若者や労働者など約12万人が参加しました。

北朝鮮国営通信は、首都ピョンヤン全域で行われた今回の行進において、参加者らが、「米国本土は全て射程圏内」「帝国主義の米国は平和の破壊者」などの手書きプラカードを掲げていたと報じました。

朝鮮戦争は、北朝鮮が朝鮮半島の統一を目的として、アメリカが勢力下に置く韓国へ攻撃をしかけたことにより勃発しました。3年間続くことになったこの戦争では、旧ソ連と中国の支援を受けた北朝鮮軍と、韓国軍およびアメリカ主導国連軍の戦闘により、北朝鮮だけで民間人約200万人が死亡しました。

1953年まで続いた朝鮮戦争は、平和条約ではなく休戦協定によって戦闘を終えたため、北朝鮮と韓国はそれ以降の70年間、形式上は戦争状態にあります。

この数カ月間、アメリカおよびその同盟国である韓国と北朝鮮との緊張は高まっています。米韓の挑発的行為や国境付近での軍事演習に対し、北朝鮮はミサイル実験を増加させており、25日日曜の記念式典の直前には、核武装や北朝鮮初の偵察衛星打ち上げを含む一連のミサイル実験も行っていました。

北朝鮮国営通信はさらに、自国が今や「米国の帝国主義者を罰する最も強力な絶対的武器」を手に入れており、「我が国では、敵に復讐しようとする者たちが、その不屈の決意をたぎらせている」とも伝えました。

 


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