ナゴルノ・カラバフ紛争で、アゼルバイジャンがクラスター爆弾を使用か
10月 04, 2020 14:08 Asia/Tokyo
アルメニア国防省のスポークスマンが、「アゼルバイジャンはアルメニア軍に対し、シオニスト政権イスラエル製のクラスター爆弾を使用している」と主張しました。
IRIB国際放送ラジオ・アルメニア語によりますと、アルメニアとアゼルバイジャンの旧来からの係争地ナゴルノ・カラバフ地域での両軍の衝突が7日目を迎えた中、アルメニア国防省のArtsrun Hovhannisyanスポークスマンは、ナゴルノ・カラバフ地域のアゼルバイジャン軍が新たに増強されていることに触れ、アゼルバイジャン軍がイスラエル製のクラスター爆弾やランチャー爆弾を使用していると主張しています。
この主張がなされたのは、SNS上でアゼルバイジャン側がアルメニア側の軍事拠点を狙ってイスラエル製のLORA (Long Range Attack)ミサイルを使用している動画が公開された後のことです。
一方、アゼルバイジャン国防省は、「わが国の軍は、新たに鍵となる地域の占領に成功しており、わが国の戦闘機が撃墜されたとするアルメニアの主張には根拠がない」と表明しました。
ナゴルノ・カラバフ地域をめぐるアルメニアとアゼルバイジャンの衝突が続く中、イランの両国国境地帯にもこの衝突による砲弾が双方から着弾しています。
イランはこの事態に強く反応し、アルメニアとアゼルバイジャンの双方に対し、イラン領土への侵犯行為には容赦は一切しないと警告しています。
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