アフガニスタン;情勢不安に追い込まれた楽園
(last modified Sun, 04 Apr 2021 15:42:00 GMT )
4月 05, 2021 00:42 Asia/Tokyo

アフガニスタンは、戦争という醜悪な様相さえなければ、美しい国であり、歴史と美の揺りかごと言えるでしょう。

IRIB通信が、アフガニスタンの首都カーブルから報じたところによりますと、同国西部の古代都市ヘラートは、高さのあるミナレット、大モスク、城砦、ハージェアブドッラー・アンサーリーの墓廟などがあり、アフガン国内で最も魅力ある都市だとされています。

アフガニスタン南部のヘルマンド州ニームルーズ州カンダハール州は観光名所のある美しい州ですが、アフガニスタンでの米国戦争の開始とこれらの地域の占領以来、これらの地域ではアヘン栽培が盛んに行われています。

ナンガルハール州は、アフガニスタンで最も人気のある観光名所の1つで、この州の樫の森は壮観で印象的です。

バルフは、イランの詩人モウラヴィーの生誕地であり、その父の修道院は今でもこの州に残っています。

さらに、シャリーフモスクは、この州でアフガニスタンで最も美しいモスクの1つです。

アフガン中心部に位置するバーミヤンには、有名な仏教の遺跡が存在しており、アフガニスタンの人々はこの素晴らしい土地にあこがれを抱いています。

マザールシャリーフ渓谷は国内で最も気候のよい地域の1つであり、またガズニーにあるイランの天文学者アブーレイハーン・ビールーニーの墓は世界的な名声を博しています。

しかし、アフガンにはこれらの魅力に加えて、まだ正式に登録されていないほか数千もの名所旧跡があるにもかかわらず、同国民でさえ、米国の侵略以来最高潮に達した紛争と情勢不安のために、これらの美しさを見ることができないままとなっています。

アフガニスタンの人々は、安心して旅行し、安全な状態で自国の美しさを堪能できるべく、この国の平和を切望し続けています。

 

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