ミャンマー軍総司令官が、24日のASEAN会議に出席へ

4月 18, 2021 18:10 Asia/Tokyo

タイ外務省が17日、ミャンマー軍事政権トップのミン・アウン・フライン国軍総司令官が今月24日にインドネシアのジャカルタで開かれるASEAN東南アジア諸国連合の特別首脳会議に出席することを明らかにしました。

フランス通信によりますと、この会議への出席は、ミャンマー国軍がアウン・サン・スー・チー国家顧問の文民政権に対するクーデターを起こして以来、初の外国への公式訪問となります。東南アジア各国の首脳は、ミャンマー軍事政権とのコミュニケーションを求めていました。

タイ外務省の報道担当者は報道陣に対し、ミン・アウン・フライン司令官を含む複数の首脳が、会議参加の意向を示したと述べました。会議では、クーデター後のミャンマーにおける危機的状況について協議するとみられています。

この発表を受け、軍事政権を承認しないよう各国首脳に求めてきた活動家らは落胆を示しています。

ミャンマーでは今年2月の軍事クーデター発生以降、抗議活動参加者と治安当局との衝突が続いており、人権団体の発表によれば、これまでに抗議者らが700人以上死亡したほか、多数の逮捕者が出ています。

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