アフガンの経済危機、米占領の置き土産
アフガニスタンでの経済、貧困、飢餓の悪化した状況という、アメリカの20年にわたる占領が残した置き土産が、極寒の季節が近づく中で同国の人々を経済・社会的危機に陥れています。
イルナー通信が7日日曜、報じたところによりますと、アフガニスタンのカーブル小児病院栄養科主任のモハンマドアミーン・シャリーフィー医師は、「わが国の全土で子どもたちが、貧困や食糧不足により思い栄養失調となって死の危機にある」と述べました。
この記事によれば、アフガニスタンの多くの家庭は子どもたちの栄養をまかなうだけの日々の食事を用意できず、そのために多くの子どもたちが栄養失調で病院に運び込まれています。
シャリーフィー医師はまた、「子どもたちは十分なタンパク質を摂取していないため、そこからくる病気や下痢に苦しんでいる」と説明しました。
続けて、国内の政治的不安定により公務員はほぼ4ヶ月給与を受け取っていないことに触れ、「冬が近づいたことで、病気も増えて彼らの生活はより厳しくなった」と指摘しました。
さらに、「失業と貧困のレベルは最高となり、子どもたちは危険な状況ににさらされている。このことから我々は、国際社会にアフガニスタン国民への支援を求める」としました。
一方で国連も、アフガニスタンにおける悲惨な人道状況悪化を繰り返し警告しており、彼らへの早急な支援を求めています。
諸報告によれば、アフガニスタンでは国民の90%が貧困や飢餓に直面しています。
アフガニスタンの新聞「HashteSobh (8am)」も7日、西部バードギース州に関する記事の中で、「ある男性は貧困のために、自分の子ども6人を同州中心部ガラエノウ(Qala-e-Naw)にあるモスクに置き去りにした」と伝えました。
他の同国のメディアも、ある男性が家族を飢餓から救うため、9歳の娘を55歳の男性に売り渡したことを報じています。
アメリカとその同盟国は2001年、アフガニスタンでの治安確保とテロ対策を口実に、同国に侵攻しました。この占領は、同国での戦闘や衝突、経済インフラ破壊につながったほか、情勢不安やテロ、麻薬生産も大きく増大させました。
結局米軍は、20年にわたる占領の末に今年8月末、屈辱にまみれてアフガニスタンから撤退しました。
一方、現政権を運営する組織・タリバンは、同月15日に同国の政権を掌握しました。
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