中国外相、「ウクライナ問題での対中制裁は不当」 米中ローマ会談うけ
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中国の王毅外相は、ウクライナ問題の当事国でない中国がこの問題で制裁を受けるのは不当だと述べました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
3月 15, 2022 21:52 Asia/Tokyo
  • 中国の王毅外相
    中国の王毅外相

中国の王毅外相は、ウクライナ問題の当事国でない中国がこの問題で制裁を受けるのは不当だと述べました。

14日月曜、アメリカのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国の楊潔篪(よう・けつち)共産党中央政治局委員がイタリア・ローマで7時間近くにわたって会談しました。

各メディアによりますと、サリバン氏はこの会談で、中国がロシアと密接な関係にあることから、ウクライナ攻撃でロシアを軍事支援する可能性があると懸念を表明し、仮に対露支援が行われた場合は「代償がともなう」と警告したということです。

新華社通信によりますと、これをうけ中国の王毅外相は、同日行われたスペインのホセ・マヌエル・アルバレス外務・EU・国際協力相との電話会談で、「中国は自国の権益を守る権利がある」とした上で、「国際法に則っていない一方的な制裁は国際的ルールを根本から覆し、あらゆる国の人々に損失をもたらす」と述べ、ロシアだけでなく中国にも制裁をちらつかせるアメリカをけん制しました。

そして、中国がロシアを軍事支援しているとの報道について、「中国の客観的で正当な立場に泥を塗り、ありとあらゆる偽情報を拡散している」と非難しました。

 


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