イラン国会外交委員会、「核協議で西側から保証獲得する必要」
7月 25, 2022 17:21 Asia/Tokyo
イラン国会国家安全保障・外交政策委員会のアムーイー報道官が、アメリカが核合意に復帰する場合は同国が再離脱しない十分な保証を得るよう求めました。
IRIB通信によりますと、アムーイー報道官は、「当委員会の会合において、核交渉のプロセスについて話し合われ、イランと(核合意相手国の)4+1か国との連絡が、EUの調整役を通じて続けられていることが報告された」と述べました。
続けて、「今回の会合ではまた、アメリカが核合意に復帰する際には再離脱をしない十分な保証を得ること、さらに西側の制裁解除実施状況がイランにより検証されることの重要性が強調された」としました。
アメリカは、トランプ前政権時代の2018年5月、一方的かつ違法に核合意から離脱し、その後、それまでの核関連制裁の再発動に加えて、イランに対して広範な制裁を新たに課しました。次に政権を握ったバイデン大統領は、アメリカを核合意に復帰させる意向を示していますが、これまでのところ、バイデン政権側から核合意復帰に向けた具体的な措置は、なにひとつ講じられていません。
これに対しイランは、すべての制裁が解除され、核合意内に定められた責務を相手側の諸国が履行し、核合意にある自国の利益を得られるようになれば、完全な合意内責務の履行に戻ることを、繰り返し強調しています。