イランが、世界の化学兵器備蓄の完全破棄を強調
(last modified Sat, 10 Sep 2022 08:17:10 GMT )
9月 10, 2022 17:17 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のナジャフィー法務・国際問題担当次官
    イラン外務省のナジャフィー法務・国際問題担当次官

イラン外務省のナジャフィー法務・国際問題担当次官が、OPCW化学兵器禁止機関のフェルナンド・アリアス事務局長と会談し、世界中の様々な種類の化学兵器備蓄の完全な破棄を求めました。

イルナー通信によりますと、ナジャフィー次官はオランダ・ハーグで行われたこの会談で、CWC化学兵器禁止条約の内容の効果的かつ差別のない完全な実施、特に平和的利用を目的に行う化学物質や化学装備品の取引といった国際的協力に関する条約締結諸国の責務遵守、締結国間化学分野貿易の障害の撤廃、条約に反する一方的な制裁行為を行わない、といった行動の必要性を強調しました。

ナジャフィー次官はまた、イランが近代史において化学兵器の最大の被害者であることに言及し、「CWCの目標は、あらゆる種類の化学兵器の備蓄の完全破棄、および現在の非加盟国のCWC加盟なしに実現することはないだろう」と指摘しました。

 


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