イラン原子力庁長官、「IAEA関係者がイランを訪問中」
2月 22, 2023 19:56 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のエスラーミー長官が、「IAEA国際原子力機関の関係者らが、21日火曜からイラン国内の核施設を査察し、イラン側と協議を行っている」としました。
イルナー通信によりますと、エスラーミー長官は22日水曜、閣僚会議の傍ら、記者団に対し、「核協議は、信頼構築を目的にイランと英独仏のヨーロッパ3カ国及び、米国、中国やロシアとの間で実施されたが、この合意の主要な相手はその責務を履行しなかった。特に米国は自ら協力しないばかりか、他の関係国が協力することを許さなかった」と語りました。
また、「強い圧力を加える政治的潮流は、イランだけに一方的に核合意内責務を履行させようとしているが、これは絶対に容認できないものである」と述べました。
さらに、「イランはセーフガード規定の枠内でIAEAとの協力関係を継続し、この協力のプロセスにおける新たな疑惑・曖昧な点の発生を阻止している」としました。
IAEAはこれまで再三にわたり、西側諸国やシオニスト政権イスラエルの政府当局の圧力により、イランの平和的な核活動に関して一部主張を提示しています。もっとも、これらの主張はイランとIAEAの協力の経歴には全く当てはまりません。イランは常にIAEAと肯定的に協力してきている一方で同時に、この協力は政治的圧力を受けるべきではないことを強調しています。