イラン人研究者らが、パーキンソン病治療の電流装置の開発に着手
8月 07, 2024 15:25 Asia/Tokyo
イランのアミール・キャビール工科大学の研究者らが、パーキンソン病などの治療に効果のある経頭蓋直流電気刺激法(tDCS)の装置の開発に着手しました。
【ParsTodayイラン】tDCSは、神経系に刺激を与えることでうつ病、薬物中毒、パーキンソン病などを治療する、危険性の少ない最新の治療法です。
イランのアミール・キャビール工科大学で研究員を務めるモハンマド・メフディー・アフマディー氏は、tDCSを採用した装置を開発することで、神経系に刺激を与えながら脳内の電気信号を記録することが可能になり、病気の治療に大きく貢献するとしています。
アフマディー氏によれば、この方法を採用することで、神経系に与える刺激量を調整できるということです。
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アフマディー氏は、この装置による治療法が確立すれば、自閉症やストレス、吃音、パーキンソン病などの治療のほか、アンガーマネジメントや決断力の向上にも役立つとしています。
イランは、西側の違法な制裁を受けているにもかかわらず、その学術成果は世界全体の2%を占め、西アジア諸国ではトップに立っています。
さらに同国は近年、医療保健分野の進歩によって、地域の医療拠点の一つとして各国から注目されてもいます。