イラン司法府長官、「イスラムはテロとは関係がない」
7月 19, 2016 15:42 Asia/Tokyo
イランの司法府長官が、「イスラムはテロとは関係がなく、イスラミックテロリズムはISISなどのタクフィール主義のテロ組織を支持する西側の思想が生み出したものだ」と語りました。
IRIB記者によりますと、アーモリー・ラーリージャーニー司法府長官は18日月曜、司法府の上層部の会議で、「イスラミックテロリズムという言葉を広めようとする一部西側政府の目的は、イスラム恐怖症の拡大に向けた努力だ」と語りました。
また罪のない人々が亡くなったフランスでの最近のテロやトルコでのクーデターに遺憾の意を表し、「イランの原則的、論理的立場は、民主的な政府や国の安定、治安、平穏を乱すあらゆる動きを非難することだ」としました。
さらに、トルコとシオニスト政権イスラエルの友好計画と抵抗の中心にある国としてのシリアへの抵抗は、トルコの政府関係者の過ちだとしました。
ラーリージャーニー長官は続けて、フランス・ニースのテロ事件に遺憾の意を表し、テロにはいいも悪いもないと強調し、「テロ行為は世界のどこであっても悪だが、西側の政府はテロ対策に真剣ではなく、ダブルスタンダードをとっている」と述べました。
また、「テロに対する西側の行動とテロ対策の主張は西側の利益に基づいている。なぜなら ISISなどテロリストの多くが西側諸国の支援を受けて出現しているからだ」としました。