イラン外相:「わが国は交渉に真剣に取り組む」/「外交を通じてのみ核問題の解決策は見つかる」
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イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
アラーグチー・イラン外相が「我が国は現実的で成果主義の協議を求めているが、この目標達成の為には真剣さと相互の意志、そしてアメリカ側の行動に対する不信感の払拭が必須である」と語りました。
アラーグチー外相は、イスラム革命勝利47周年を記念して開催された駐イラン外国大使歓迎式典で、イランと米国の協議の成り行きに言及し、「イランは米国との間接交渉に真剣に取り組んでおり、具体的な成果を挙げるための現実的な協議を追求している。もっとも、そのためには相手側も結果重視のアプローチをもって交渉に臨むことが条件である」と述べています。
また「アメリカに対する不信感という障壁が生じたのは、同国の当局者の行動が原因だ」と述べ、「イラン国民は力を誇示した論調で語りかけられれば抵抗し、尊敬と敬意ある論調でならば彼らも同様に応じてきた」と付け加えました。
さらに、協議の進展に必要な信頼関係の構築への期待感を表明するとともに、「交渉が成果につながり、外交によって緊張と紛争が克服されるよう希望する」と語っています。そしてイランの外交政策に言及し、「わが国の政策は、近隣諸国との緊密な協力、地域の平和と安定の維持、そしてさらなる緊迫化の阻止に向けた共同の努力である」と強調しました。
続けて、過去1年間の出来事を振り返り、「昨年6月の12日間戦争からニューヨークでの出来事、一部の欧州諸国による安保理への制裁復活要求、外国主導による先月8日から10日までの騒乱、そして地域における米軍の配備まで、イラン国民は一連の出来事を経験してきた。それぞれの出来事は、1年間における我が国にとっては十分な出来事だった」と述べました。
加えて、昨年6月の12日間戦争について、「戦争当初はイランの無条件降伏を求める声もあったが、12日目には無条件停戦を求める声が上がった。こうした成り行きの中で明らかになったのは、イラン国民の抵抗であり、それが再び全ての人々を外交へと導いた」としています。
また「イランの核問題は外交以外に解決の道はない。これは何度も経験されてきた現実だ」と強調しました。この他、アラーグチー外相はトルコ、エジプト、サウジアラビアの外相との個別の電話会談でも、オマーン首都マスカットで最近行われたイランと米国の間接協議に言及し、協議は「良いスタート」だったと評価しつつも、同時に、米国側の意図と目的への不信感を払拭する必要性を強調しています。
この報告によれば、地域諸国の外相らもマスカット会談の開始を歓迎し、外交的解決の達成および、緊迫化の回避を目的とした協議継続の重要性を強調しました。

