イラン、メナーの惨事に対するサウジ皇太子の引責の必要性を強調
イラン外務省のガーセミー報道官が、「サウジアラビアのムハンマド・ナーイフ皇太子は、同国のメナーの惨事で犠牲者を出した国の国民に対する責任をとるべきだ」と語りました。
昨年9月24日、イスラムの犠牲祭の日に、サウジアラビアのメナーにおいて、巡礼の儀式の実施中に、サウジアラビア当局の管理不行き届きにより、イラン人464人を含む各国からの多数の巡礼者が将棋倒しとなって死亡しました。
ガーセミー報道官は6日火曜、サウジアラビアのメッカ巡礼高等委員会の委員長を務めるムハンマド・ナーイフ皇太子の主張に反応し、「ムハンマド皇太子は、サウジ政府が昨年のメナーにおける巡礼儀式での安全を管理しきれなかったことを思い起こし、この痛ましい事件で犠牲者を出した国の国民に対する責任をとるべきだ」と述べました。
また、「サウジアラビア政府の上層部は、未だにイランが巡礼の儀式を政治化しているなどという空論を繰り返し、無意味な政治ゲームを展開することで、重責から逃れようとしており、これまで1年間にわたって責任逃れを続けている」としました。
さらに、「現在、イスラムの教えの遵守を主張する支配者らは、それ以前に、巡礼者の命を粗末に扱い、イスラム諸国による国際事実調査委員会の結成を阻止したこの事件の責任者を法的に訴追すべきだ」と語っています。
ガーセミー報道官はまた、サウジ皇太子の不当な発言に遺憾の意を示し、「メッカ巡礼の儀式での当局者の監督不行き届き、そしてこの儀式における人道的な悲劇の結果は、サウジ当局者に向けられている。彼らは多数の巡礼者が犠牲になったことに対し遺憾の意を示すこともなく、また陰に陽に地域のイスラム諸国の諸国民を欺瞞的な政治ゲームの犠牲者に仕立て上げている」と述べました。