イランで、イスラムの預言者の生誕日に際した団結週間が実施
12月 12, 2016 17:44 Asia/Tokyo
12日月曜は、イスラム暦ラビーオルアッワル月12日にあたり、イスラムの預言者ムハンマドの生誕日とされています。
なお、スンニー派ではこの日を、一方のシーア派ではこの日から5日後のラビーオルアッワル月17日を、預言者ムハンマドの生誕日としています。
イスラム世界の団結の提唱者であったイランイスラム共和国の創始者ホメイニー師は、預言者の生誕日についてスンニー派とシーア派で5日間のずれがある問題を、イスラムの各宗派やグループの団結に利用し、この期間を団結週間に制定しました。
イスラム教徒には、それぞれの宗派により戒律や見解の多少の相違が存在しますが、一神教信仰や聖典コーランの教え、預言者ムハンマドの存在やメッカの方向を示すキブラなど、多くの共通点を有しています。
さらに、イスラム教徒は礼拝や断食、メッカ巡礼、施しといった重要な宗教的行為の実施などについても、共通した見解を持っています。