9月 10, 2017 17:38 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領
    ローハーニー大統領

イランのローハーニー大統領が、「イランは科学技術や発明の分野で、イスラム諸国やその国民と全面的な協力を行う」と語りました。

ローハーニー大統領は、10日日曜、カザフスタン・アスタナで行われた、科学技術に関するOIC・イスラム協力機構の首脳会合で、イスラム世界は今日の世界にとって重要で影響力を持っているとして、「イスラム世界の安定と発展、可能性は、世界の安定、発展、可能性につながり、イスラム世界の弱体化と分断は、全面的な発展や恒久平和を不可能にする」と述べました。

また、イスラム世界の現在の問題に触れ、「シオニスト政権イスラエルのパレスチナに対する犯罪、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒に対する過激派の犯罪、シリアやイラクの過激派組織による人道的な悲劇、イエメンの人々に対する軍事的な行動の継続、これらはイスラム共同体の団結と連帯の必要性をこれまで以上に大きくしている」としました。

ナザルバエフ大統領

 

カザフスタンのナザルバエフ大統領も、この会合の開会式で演説し、「数学、天文学、医学における人類の偉大な成果は、イスラム教徒の学者の努力の結果であり、これは今日、西側の経済や科学に貢献している」と語りました。

OICイスラム協力機構の首脳会合

 

トルコのエルドアン大統領も、この会合で演説し、ミャンマー西部のラカイン州における軍によるイスラム教徒の虐殺を非難し、ロヒンギャ族のイスラム教徒は、この2週間、ミャンマー政府と過激派仏教徒の攻撃に直面しているが、残念ながら、国連やイスラム協力機構などの国際機関や多くの国は、この犯罪に沈黙しているとしました。

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