イメージが語るイラン
ヤズド州ハラーナク村
7月 13, 2021 01:39 Asia/Tokyo
イラン中部ヤズド市から85キロ離れた、アルダカーン行政区にハラーナク村という村が存在します。
この村はかつて、太陽の発祥地を意味するホラーナクと呼ばれていました。この村には、4500年とも言われる悠久の歴史を誇る城砦があります。
ハラーナク城砦は、2,3階あるいはそれ以上の階のある家屋を有する、世界の数ある城砦の1つであり、泥と日干し煉瓦でできた展示場のようになっています。
さらに、この村の名所旧跡として、揺れるミナレット、隊商宿、橋、公共浴場、風車などが挙げられます。
特に、この村の観光名所である橋は、特定のシーズンにその上や下から水を通す目的で建設されています。この橋は、水を移送するための橋としては最も古い部類に属し、また建築様式の点でもほかに例を見ないもので、ローマ様式、サーサーン朝様式で建築されています。使用されている資材は、石とモルタルです。
この橋の長さは40メートルで、川の水面からの高さは7.5メートル以上あります。この橋の目的は、橋の上を経由してカナートの水を川の片側からもう一方へと移送することにありますが、これは、ハラーナク・カナートが川のこちら側にあり、畑や庭園は対岸に存在するためです。
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