イラン政府関係者、「イランのミサイル問題は協議できない」
3月 18, 2018 18:07 Asia/Tokyo
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ラーリージャーニー国会議長とアラウィ外相
イランの複数の政府関係者が、「イランのミサイル問題は協議できない」と強調しています。
イランのラーリージャーニー国会議長は、17日土曜、オマーンのアラウィ外相とテヘランで会談し、「ヨーロッパ諸国は、イランのミサイル問題を核問題と一緒にすべきではなく、この合意の取り決めをアメリカと共に遵守すべきだ」と語りました。
ラーリージャーニー議長は、「イランは30年前からミサイル技術を有しており、これは目新しい問題ではない。また、イランが他国に対してミサイルを発射したことがあるだろうか?」と述べました。
さらに、「イランは核合意を守っており、この遵守は、相手側が取り決めを履行する限り、続けられる」と強調しました。
また、「現在、地域の情勢は不安定であり、地域諸国や他の国々は、そのことを把握しておくべきだ」としました。
一方のアラウィ外相もこの会談で、「このような危機的な地域情勢の中で、イランは国の安全を守るために軍事力を持つ権利がある」と述べました。
また、イランのシャムハーニー国家安全保障最高評議会書記も、17日、アラウィ外相との会談で、「イランの防衛力は真剣に追求される」と強調しました。
また、ヨーロッパがアメリカとシオニスト政権に同調し、核合意の維持を口実にした彼らの理不尽な要求に応じることに警告を発し、「イランのミサイル計画は、国家の安全保障にとって不可欠であり、抑止的な本質を持っている」と語りました。
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