イラン外務省報道官、「紛争解決メカニズムに関するヨーロッパの議論は疑問」
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イラン外務省のムーサヴィー報道官は、EUが現在まで、国連の対イラン制裁の再開に道を開く「紛争解決メカニズム(DRM)」をまだ有効にしていないとし、「イラン外務省はEUの外交政策担当者に宛てた14ページの法的書簡の中で、EUの議論に疑問を呈した」と述べました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 03, 2020 20:33 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー報道官
    ムーサヴィー報道官

イラン外務省のムーサヴィー報道官は、EUが現在まで、国連の対イラン制裁の再開に道を開く「紛争解決メカニズム(DRM)」をまだ有効にしていないとし、「イラン外務省はEUの外交政策担当者に宛てた14ページの法的書簡の中で、EUの議論に疑問を呈した」と述べました。

ムーサヴィー報道官は3日月曜朝の記者会見で、EUのボレル外務安全保障政策上級代表のテヘラン訪問に触れ、「イランは核合意相手国であるEU諸国の責務不履行と米国の合意離脱に非常に失望している」と語りました。

また、イランとスイスの間に人道的ルートが開かれたことについて触れ、「イランはこのメカニズムを人道的ルートとしては公には認めていない。食糧と医薬品はいかなる場合も制裁に含めるべきではないことを訴えていく」としました。

さらに、イランと欧州間の円滑な取引をめざす貿易取引支援機関(INSTEX)の最新状況に言及し、「このシステムは、ヨーロッパ側の11の約束履行へと向けた第1段階だった。しかし、ヨーロッパは未だ米国のゴーサインを求めている」と不満を表明しました。

そして、「世紀の取引」に触れ、パレスチナ人の権利無視を目的とした米国による不名誉な提案・イニシアチブの最たるものだと指摘し、「イラン国民は聖地ベイトルモガッダス・エルサレムが解放されるまで、パレスチナの政府と国民に寄り添う。イランは、この70年にわたる行き詰まりから脱出する唯一の可能性は、パレスチナの運命をめぐる国民投票の結果に照らすことにあると考える」と語りました。

 

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