EUが、イランでのスパイ活動者の処刑に反応
(last modified Sun, 13 Dec 2020 11:39:35 GMT )
12月 13, 2020 20:39 Asia/Tokyo
  • ルーホッラー・ザム
    ルーホッラー・ザム

EUが声明を発表し、イランでスパイ罪の判決を受けていたルーホッラー・ザム被告の死刑執行について批判しました。

ユーロニュースによりますと、EUは12日土曜、イランの内政に干渉する声明を発表し、ルーホッラー・ザム被告の裁判過程は不公正であったと主張しました。

ザム被告は裁判において、自身が何年間にもわたって諜報機関や反イスラム革命機関とともにひそかにスパイ活動を行っていたと自白しました。その活動には、イスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官のような軍上級司令官の行動の暴露や、暴力的な反乱の方法の教唆が挙げられます。

このようなザム被告の経歴にもかからわず、EUは声明において、スパイの処刑を「容赦ない非人道的な措置」と表現しました。

イラン・イスラム裁判所は、ザム被告を13の罪状で有罪として死刑を宣告しました。12日土曜未明、同被告はその行動の報いを受けて刑を執行されました。

EUは、イラン司法機関における1年間の捜査により、明白で動かしようのない証拠が提示された反逆者の刑罰執行を批判する傍らで、イランの核科学者モフセン・ファフリーザーデ氏を殺害した残忍なテロ行為に対しては、これまでに何ら明確な態度を示さず、沈黙を貫いています。

 

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