イラク外務次官、「イランは核合意への違反を許さない」

イラン外務省のアラーグチー国際法担当次官が、「イランは、西側による核合意の違反を許さないだろう」と語りました。

ＩＲＩＢ通信によりますと、アラーグチー次官は、26日木曜夜、ＩＲＩＢ1チャンネルのインタビューで、アメリカ議会がイランの重水購入を妨げる法案を可決したことについて、「この決定が最終的に可決されても問題にはならない。なぜなら、核合意により、アメリカも他の国も、イランからの重水の購入を義務付けられていないからだ」と語りました。

また、重水は貴重であり、買い手は多いとし、「イランが義務付けられているのは、余剰の重水を国際市場に売却のために提供することだ」と語りました。

さらに、「イランの重水の買い手が見つからなくても、核合意の実施に問題は生じない。彼らに購入の義務もなければ、イランに売却の義務もない。イランは重水を提供することを義務付けられているだけだ」としました。

アラーグチー次官は、イランに核合意の肯定的な雰囲気を利用させまいとする、アメリカや地域の強硬派によるイラン恐怖症の拡大に触れ、「イラン恐怖症を拡大しようとする政策と戦い、世界の経済社会に信頼感を広めるべきだ」と強調しました。