最高指導者が、第10期国会にメッセージ
May 28, 2016 20:43 Asia/Tokyo
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、第10期国会の開会に際してメッセージを寄せ、「抵抗経済とイスラム文化」を国会の早急な優先事項だとしました。
ハーメネイー師は、28日土曜、第10期国会の開会式に寄せたメッセージの中で、議会選挙への国民の大々的な参加に感謝し、国会議員に対して、抵抗経済の実現のための必要条件とイスラム文化の拡大を追求し、派閥を生み出すことに夢中にならないよう、また公の利益よりも個人動機を優先させないよう勧告しました。
また、国会議員に対して、「あなた方の革命的、法的な責務は、国会を覇権主義の策略や拡張主義に対する強固な塹壕にすることだ」と強調しました。
さらに、「イラン国民は、国会の非常に重要な選挙で最大限の参加を見せ、イスラム体制との長年の誓いを再度行い、こうした明瞭な言葉で、悪意あるものたちに回答した」と述べました。
ハーメネイー師はさらに、「地域や世界の情勢不安と覇権主義者たちの世界での挑発行為はイランをこれまで以上に複雑な状況に直面させている」と強調しました。
また、こうした状況に対抗するためには、全責任者による賢明さ、固い決意、行動のイニシアチブが必要だとしました。
ハーメネイー師は、抵抗経済の実現とイスラム文化の拡大と深まりに向けた懸命な努力を強調し、「この他の重要な優先事項は、国家権力、安全保障の強化に関する様々な分野で存在し、それは社会公正や国の独立、発展を保障するものであり、こうした優先事項の認識は国会議員の責務の一つだ」としました。
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