イラン外務省報道官、「死刑執行や野放しの暴力は自作の危機の解決にはならない」
3月 14, 2022 16:44 Asia/Tokyo
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イラン外務省のハティーブザーデ報道官
イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、「死刑執行や野放しの暴力は、自分たちで作り出した危機の解決にはならない」と述べました。
ハティーブザーデ報道官は13日日曜、サウジアラビアが先日死刑を大量執行したことに反応し、この非人道的行為が基本的人権や国際法と矛盾し、受け入れられている法的方法や人道上の原則にはずれた、司法上の公正なプロセスを無視した行為だとしました。
続けて、西側諸国のダブルスタンダード的行動や人権という概念の道具としての利用、人権を主張する国々の沈黙や行動のなさを指摘し、このような行為を非難して、「これらは、自身の政治的目的や独立した政府への敵対のために人権という概念を政治的に利用する、これらの国々の二面性を表している」と述べました。
サウジでの人権侵害が続く中、同国内務省は12日土曜、東部州カティーフに住むシーア派教徒の若者41人を含む81人を一度に処刑しました。
サウジ政府は、表現の自由に対抗する目的で毎年のように、テロとの戦いという口実を持ち出し反体制派の人々を重い刑や死刑に処しています。
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