イラン大統領、イラン経済への民間部門の参入を強調
(last modified Tue, 31 May 2016 12:52:53 GMT )
May 31, 2016 21:52 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、イラン経済への民間部門の参入を強調

イランのローハーニー大統領が、「活力と耐久性のある経済を実現するためには、なによりも、イラン経済に民間部門が参入する下地を整えるべきだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、ローハーニー大統領は、イラン北西部のマハーバード石油化学コンビナートの稼動開始式で、「イラン経済は、一部の圧力の影響力を受けることがないよう、耐久力をつけるべきだ」と強調しました。

また、「現状において、経済の安全を保証する最良の道は、世界の国々との関係を拡大することだ」としました。

西アーザルバイジャーン州にあるマハーバード石油化学コンビナートは、イラン西部の最大の産業施設として、31日火曜、イラン大統領の立会いのもと、正式に稼動を開始しました。

ローハーニー大統領は、マハーバードの人々を前に、「イランは、特定の宗教の信者や民族に優位性を認めておらず、イランの発展は、全ての人の連帯によって可能になる」と強調しました。

さらに、中東地域の情勢変化に触れ、「今日、イラクやシリア、中東地域に陰謀やテロ、殺害を広め、罪のない人々を殺害している者たちは、イスラム、コーラン、人間性とは何の関係もない」としました。

ローハーニー大統領は、30日月曜、西アーザルバイジャーン州の開発投資会議でも、核合意と選挙の実施は、イラン国民の意志によって生まれたものだとしました。

また、「イランが約束に違反したことはなく、相手側が遵守する限り、自分たちの協定や契約を遵守してきた」と述べました。

ローハーニー大統領は、「核合意後、イランの経済問題の全てが解決したわけではないが、この合意の実施から4ヶ月、イランでは好ましい動きが見られている」と述べました。

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