イラン軍統合参謀本部、「アメリカの軍事的脅迫に断固抵抗」
6月 03, 2016 22:15 Asia/Tokyo
イラン軍統合参謀本部の副議長が、「イランはアメリカの軍事的脅迫に対抗する用意がある」と表明しました。
イルナー通信によりますと、イラン軍の上級報道官をつとめるジャザーイェリー副議長は、アメリカ大統領選挙の候補者が、「アメリカは必要な場合にイランに対して軍事行動に出るだろう」と表明したことに対して、「アメリカではイランに対するすべての選択肢が机上にあると言われているが、それは宣伝的なショーである。しかしイランはアメリカのあらゆる選択肢に断固対抗する用意がある」と述べました。
また、「イランの国民と軍は決して戦争を求めていないが、自らを装備し防衛する用意は一瞬たりとも怠らない。アメリカの軍事的脅迫が実行に移された場合には、対抗する用意がある」としました。
さらに、アメリカの大統領の最近のシリアとこの国の内戦に関する発言について、「アメリカはシリアで戦争を開始し、ISISなどのテログループを全面的に支持することで、6年もの間、シリアの虐げられた人々を代理戦争に巻き込んできたことを忘れてしまったようだ」としました。
ジャザーイェリー副議長は、アメリカがシリアでの代理戦争を内戦と呼んでいるのは、世論の惑わせるためのプロパガンダの策略だとし、「アメリカのいわゆる対ISIS連合は、現在、戦争を継続させるために、兵器、弾薬、テロリストの傭兵の通過を目的とした支援の傘を作る以外の結果を生み出していない」としました。
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