日本の自然科学分野引用論文数、過去最低の12位に
(last modified Sun, 28 Aug 2022 10:31:40 GMT )
8月 28, 2022 19:31 Asia/Tokyo
  • 文部科学省
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自然科学の分野で、2020年までの3年間に発表され引用が多かった論文の数を各国で比較したところ、日本は韓国などに抜かれて過去最低の12位に後退し、初めてトップ10から陥落しました。

NHKが、文部科学省の科学技術・学術政策研究所による自然科学の22分野の論文引用調査に基づいて報じたところによりますと、各研究分野で上位10%に入った論文の数は、おととしまでの3年間の平均で日本は3780本と前回からわずかに増えたものの、韓国などに抜かれ10位から12位に後退しました。トップ10からの陥落は、1981年にデータを取り始めて以降、初めてとなります。

一方、論文の総数では、同じく3年間の平均が6万7688本となり、前回から1つ順位を落とし、5位に後退しました。

文部科学省は、自然科学の分野で日本の存在感が低下している要因として、ここ20年で国内の大学の研究開発費が主要国に比べ伸びていないこと、研究時間の確保が難しいことを挙げています。

 


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