日本、2023年G7広島サミットへのゼレンスキー氏招待で調整

日本が今年5月に広島市で開催されるG7（主要7カ国）サミットに、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領をオンライン形式で招待する調整に入っています。

日本経済新聞が1日日曜、報じたところによりますと、「（岸田）首相は広島サミットにゼレンスキー氏をオンライン形式などで招き、ウクライナの現状を直接聞き取る」との見通しだということです。

2022年6月に行われたドイツ・エルマウでのサミットと同様、日本はウクライナ問題を集中的に議論する機会を設けたいと考えています。

また同紙は、日本にとってG7で連携してウクライナ情勢に対応することは、台湾有事をにらんだ布石にもなると指摘しています。

もっとも、ウクライナはG7の構成国ではありません。

一方で、日経新聞は「台湾有事への備えにおいては、欧米諸国が東アジアへ強い関与を引き出せるかが焦点だ」と強調しています。

このことから、二本は広島でのG7サミットに、2023年のG20議長国であるインドや、ASEAN東南アジア諸国連合の議長国のインドネシアにも参加を呼びかけるということです。

岸田首相は、今月上旬からG7各国への歴訪を開始し、英国、フランス、イタリア、米国、カナダの順に訪問する予定で、米国ではバイデン大統領との首脳会談も調整する見通しでし。

日本は2023年1月から1年間、G7の議長国となります。

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