東京・松岡美術館で「憧憬のペルシャ」展
May 13, 2023 20:43 Asia/Tokyo
東京・港区にある松岡美術館で、イランにゆかりのある陶器などを展示する「憧憬のペルシャ」展が開催されています。
この展覧会は、同美術館の創設者である松岡清次郎氏がイランで収集した陶器など50点が展示され、今年2月21日から6月4日まで開催されています。
在イラン日本大使館は公式インスタグラムの投稿で、帰国中の職員が同展覧会を訪れたと記し、西暦12〜13世紀にかけてイラン中部のカーシャーンや東部ネイシャーブールといった都市で作られた陶器を紹介しました。
展示品の中には、ラスター彩と呼ばれる金を使わずに金色を発色される技術が施された品もあります。ラスター彩は10〜13世紀にかけてイランで盛んに用いられていましたが、その後途絶えてしまいました。
しかし近年、日本の陶芸家である加藤卓男氏が再現に成功し、その息子の幸兵衛氏が引き継いで新たな作品づくりを行っています。ラスター彩の再現は、イランと日本の文化交流のやくわりも果たしています。
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